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2008.02.14 (Thu)

札幌市「三丁目食堂」知的障害者虐待事件

「休み・入浴月2回・「無報酬」30年~知的障害者「奴隷生活だ。
4人は、32歳の男性1人と35~51歳の女性3人。定食類を出す札幌市白石区の「三丁目食堂」の調理室で調理や皿洗いを担当していた。

4人を保護して暮らしぶりを聴き取った弁護士によると、4人は食堂2階の部屋などに住み、毎日午前6時ごろ起床。仕事中はトイレに立っても怒鳴られ、午後10時ごろまで働かされた。食事は残り物ばかりで、調理室の食べ物を持ち出してしのいでいたという。休みは月2回で現金は週1回、銭湯代を渡されるだけ。入浴は休日しか許されず、下着は汚れたものをずっと使っていた。歯磨きも「仕事を始めてからほとんどしたことがない」という。

4人は長期にわたって恐怖感を植え付けられ逃げ出すことができなかったという。親たちも知的障害があるなどの事情で、後ろ盾になれる状態ではなかったという。

弁護士の電話相談に事情を知る人から情報が寄せられたことから、4人は障害者施設に保護された。発見時は4人ともやせ衰え、繰り返し「早く食堂に戻らないと大変なことになる」とおびえていたという。

食堂経営者らは4人の障害基礎年金手続きも無断で行い、役2600万円を横領していた疑いもあるという。経営者は弁護士に「面倒をずっと見てきた。責められることはない」と話したという。弁護士は「自己主張のすべがないのをいいことに、奴隷のような環境で人格をおとしめた。裁判を通じて警鐘を鳴らしたい」と話している」

「知的障害者4人が元経営者らに損害賠償を求めて札幌地裁に提訴した問題で、札幌市が7年前の01年、障害者手帳の更新に当たって面談した際「過重労働が疑われる」と判断しながら事実上放置していたことがわかった。(中略)札幌市によると、市の知的障害者更生相談所が01年8月、障害者手帳の定期更新の際に、今回提訴したうちの1人と面談。担当職員が「疲労がみられ、長時間勤務していることも考えられる」と文書に記録していた。記録に残っているのはここまで。担当職員の記憶によると、その後、同相談所は勤務先の食堂がある同市白石区役所に調査を依頼。これを受けて、区役所ケースワーカーが調査に出向いて「問題ない」と判断したという。しかし、だれにどのような調査をしたのかはわからず、このケースワーカー自身、調査をしたのかどうか記憶があいまいだという。

一方、市更生相談所は06年10月にも、手帳の更新に当たって4人のうち3人に面談。古びた服を着て、つめの汚れかたも普通ではなかったといい、ひどい生活を強いられているのでうぁないかと疑ったという。しかし、同相談所が市役所本庁などに文書で正式に報告をあげたのは3ヵ月後の07年1月。実際に経営者の話を聞いたのはさらに5ヵ月後の6月だったという。

札幌市障がい福祉課は01年の件について「兆候があったのに問題発見に至らず、申し訳ない」。06年の件については「もう少し踏み込んで実態調査をするべきだった」としている」

全ての記事を表示する リンク元・移動先ランキング 最終更新日:2014/12/26

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