FC2ブログ
2020年06月 / 05月≪ 123456789101112131415161718192021222324252627282930≫07月

2017.02.11 (Sat)

多摩藤倉学園の事故死*両親が8800万円の損害賠償を求める

2015年9月7日
東京都八王子市美山町の障害児童入所施設多摩藤倉学園から行方が分からなくなった
2015年11月1日
相模原市緑区千木良の山中で 仰向けの状態で沢に倒れている遺体を登山客が発見した
その後 神奈川県警がDNA型を鑑定し八王子市の特別支援学校中学部3年松沢和真さんと判明した



知的障害の少年事故死で両親が施設を提訴

賠償交渉で安全管理の過失を認め
慰謝料2000万円を示したが


まだ15歳で将来収入を得る可能性があった
平均賃金から算定した5千万円は逸失利益だ
13-33amn_vvc6.jpg
平均賃金を基準にして
将来見込まれる収入額は5千万円だ



争点は『逸失利益』

重度の知的障害を持つ松沢和真さん=当時(15)=が平成27年、東京都八王子市の福祉施設から抜け出し、約2カ月後に山林で遺体となって発見された事故で、両親が福祉施設に約8800万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こすことが10日、関係者への取材で分かった。14日に提訴する。請求には松沢さんに将来見込まれたとされる収入額が含まれ、重度知的障害者の逸失利益算定が争点になる見通し。

福祉施設を運営する「藤倉学園」や両親の代理人弁護士らによると、松沢さんは未施錠の扉から1人で外出。藤倉学園は過失を認め、慰謝料2千万円を提示したが、逸失利益はゼロと算定していた。両親は「まだ15歳で将来収入を得る可能性があった。逸失利益ゼロは納得できない」とし、平均賃金から算定した約5千万円を逸失利益とした。

一方、藤倉学園側は「事故は施設の不備が原因で悔やんでいる。逸失利益をゼロとしたのは算定が困難だったためで、差別的な意図は全くなかった。裁判所の判断を仰ぎたい」とした。

重い障害を持つ子供の逸失利益をめぐっては、青森地裁が21年、最低賃金を基準に約600万円とする判決を言い渡したほか、名古屋地裁で24年、約770万円を支払う内容で和解が成立した例がある一方、認められなかった例もある。


松沢和真さん 重度の知的障害と自閉症を伴う

13-33amn_vvc7.jpg
なぜ入所施設に預けたのか
まだ若い十代の年齢なのに

自宅で家族で面倒みれなかったのか

障害者の「逸失利益」 認めるよう遺族が提訴へ

重い知的障害のある少年が入所先の施設を出て死亡した事故の賠償をめぐり、少年の両親が「将来働いて得たと予想される『逸失利益』を施設側がゼロとしたのは障害者差別だ」として、国内の平均賃金を基準に逸失利益を認めるよう求める訴えを、近く東京地方裁判所に起こす方針を決めた。弁護団は障害の有無で逸失利益が決まることが妥当かどうか、問いたいとしている。

東京都内の障害者施設に入所していた松澤和真さん(当時15歳)は、おととし9月、鍵が開いていた扉から外に出て行方がわからなくなり、2か月後に山の中で遺体で見つかった。

施設側は賠償交渉の中で、安全管理の過失を認め慰謝料として2000万円を示したが
和真さんが将来働いて得たと予想される「逸失利益」についてはゼロとした。

両親は
将来、社会に貢献する大きな可能性を秘めていた
障害者の命の価値を低くみた差別だ」として、国内の平均賃金を基準におよそ5000万円の逸失利益を含む賠償を施設側に求める訴えを、近く東京地方裁判所に起こす方針を決めた。

重い知的障害のある人の逸失利益をめぐっては、「徐々に働く能力を高めることができた可能性があった」などとして、8年前に青森で、5年前には名古屋の裁判所で、それぞれ一定額を認める判決や和解があった。しかし、原告が求めた平均賃金を基準にした算定ではなく、弁護団は「障害があるかないかで命の価値とも言える逸失利益をゼロにしたり、少なくしたりすることが妥当かどうか、司法に問いたい」と話している。

これに対し施設側は「訴状を見ていないので具体的なコメントは控えたい。裁判の中で主張したい」と話している。

父親「命の価値を差別しない判断を」

父親の松澤正美さんによると、亡くなった和真さんは3歳のとき、自閉症と診断された。和真さんは単語を話して好きなものを言えたほか、何をしたいのか意思を表すことはでき、人の話を聞いて理解していたという。特別支援学校の中等部になると落ち着きのない行動が見られ、両親は医師の勧めもあって複数の職員がいる施設への入所を決めたという。
松澤さんは「息子は成長過程で多くの可能性があった。司法は命の価値を差別しないような判断をしてほしい」と話している。

逸失利益で司法判断分かれる
まだ働いていない重い知的障害のある人が死亡した場合の逸失利益をめぐっては、これまでも裁判で争われてきた。
大分県で特別支援学校の男子児童が死亡した事故では平成16年、大分地方裁判所が「医療技術の進歩を考慮しても児童が将来、働けるようになる可能性を認めるのは難しい」として、県が逸失利益を支払う必要はないとする判断を示した。

これに対し、16歳の少年が施設で死亡した事故で、青森地方裁判所は平成21年、「健常者と同じ程度ではなくても、徐々に働く能力を高めることができた可能性があった」として、県の最低賃金をもとに600万円余りの逸失利益を認めた

さらに、名古屋市で15歳の少年が施設の階段から転落して死亡した事故では、平成24年に名古屋地方裁判所で、将来働けた可能性を認めたうえで、障害年金の受給額を基準に逸失利益を770万円余りとする和解が成立した。


http://social00welfare00dt.blog.fc2.com/blog-entry-2396.html
http://social00welfare00dt.blog.fc2.com/blog-entry-2619.html

全ての記事を表示する リンク元・移動先ランキング 最終更新日:2017/02/11

Blog Top  | 障害者福祉関連のニュース | コメント(0) | Top↑ | bottom↓ | NEXT →

*Comment

コメントを投稿する

COMMENT
パスワード  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

*Trackback

この記事のトラックバックURL

+++++++++++++++++++++++++++++++

*************************
 | BLOGTOP |