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2019.08.20 (Tue)

障害者入所施設が刑務所のようにならないよう願う

遺族は
「働いて収入を得るのが難しくても、健常者と障害者で賠償額に差があるのは命の価値の平等に反する」
健常者と同等の額となる7200万円の賠償を求めていた

愛知県安城市で2013年、重度の知的障害があった鶴田早亨さん(当時28歳)が障害者支援施設を抜け出して死亡した事故を巡り、遺族が施設を運営する社会福祉法人に約7200万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審は19日、名古屋高裁(始関正光裁判長)で和解が成立した。


2013年3月 愛知県安城市の障害者施設に入所していた重度の知的障害がある鶴田早亨さん(当時28)が 施錠されているはずの扉から外へ出て、スーパーでドーナツを口に詰め込み窒息死した

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施設は



遺族は



名古屋地裁は



遺族は



安城の知的障害者事故巡り和解 遺族と施設側、名古屋高裁

2013年に、重度知的障害のある鶴田早亨さん=当時(28)=が愛知県安城市の障害者支援施設から抜け出して死亡したのは施設側の過失が原因として、兄の会社員明日香さん(39)が施設を運営する同市の社会福祉法人聖清会に、生きていれば将来得られたはずの「逸失利益」など約7200万円の賠償を求めた訴訟の控訴審は19日、名古屋高裁で和解が成立した。

原告側の弁護団によると、和解は遺族への謝罪と解決金の支払い、再発防止策などを盛り込んだ内容。解決金額や再発防止策の具体的な内容などは明らかにしていない。

一審判決によると、早亨さんは施設に入所中の13年3月22日午前10時ごろ、施設を抜け出して約1キロ離れたスーパーに行き、陳列されていたドーナツをのどに詰まらせて死亡した。

施設側は、遺族への損害賠償として同世代の健常者の4分の1程度にあたる1800万円を提示。遺族は、健常者と差を設けずに賠償額を算定するよう「命の平等」を求めて14年に提訴した。名古屋地裁は今年2月、施設側の過失を認めない判決を出し、逸失利益の算定まで判断されなかった。

今回の和解では、施設側が当初提示した額を上回る解決金が支払われるとみられる。原告代理人の森田茂弁護士は記者会見で「慰謝料だけでなく、一定程度の逸失利益が認められた金額」と述べた。

原告の明日香さんは和解内容に「まだまだ足りない」としつつも、「(命の平等の議論を)一歩進めたことに意味があると思う」と一定の評価を示した。早亨さんについては「和解してきたよ。でも終わりじゃなくて、残った課題をこれからもやっていくよと報告します」と語った。


重度知的障害のある鶴田早亨さんは当時28歳だった
成人で逸失利益が認められた例はなかった ・・・?



障害者入所施設が
刑務所のようにならないように願う


2015年、東京・八王子市の障害者施設に入所していた松澤和真さん(当時15)は、施設から行方不明となったあとに事故死し、両親は施設側に、和真さんが将来得るはずだった逸失利益など、損害賠償およそ1億1400万円を求めていた。

障害児死亡事故 逸失利益含む賠償命じる 2019年3月24日
http://social00welfare00dt.blog.fc2.com/blog-entry-4408.html

重度の知的障害者の死亡事故を巡っては
青森地裁は2009年、当時16歳の男性の就労可能性を認め、最低賃金をベースに逸失利益を認める判決を出した。
2012年には名古屋地裁で、当時15歳の男性について障害年金から算出した逸失利益を認める和解が成立。
大阪地裁では2017年に当時6歳の男児に関して、全労働者の平均賃金に基づいた逸失利益を認める和解が成立している。





2013年愛知県安城市で重度の知的障害のあった鶴田早亨さん(当時28歳)が障害者支援施設を抜け出して死亡した事故を巡り、遺族が施設を運営する社会福祉法人に・・・・・ 2019年2月17日

2013年愛知県安城市で重度の知的障害のあった鶴田早亨さん(当時28歳)が障害者支援施設を抜け出して死亡した事故を巡り、遺族が施設を運営する社会福祉法人に約7200万円の賠償を求めた訴訟の判決が22日、名古屋地裁で言い渡される。遺族は訴訟で、将来働いて得られたはずの「逸失利益」を基に賠償額が算定されることに疑問を投げかける。

訴状によると、鶴田さんは13年3月22日、施設を抜け出し、近くの商業施設に陳列してあったドーナツを大量に口に詰め込んで窒息死した。食べ物を口に詰め込んでしまうため施設では食事を一口ずつ小皿に移していた。施設側は内側から開けられない構造の扉が何らかの原因で開き、鶴田さんが抜け出したとみられると説明した。

事故後、施設側は遺族に1800万円の支払いを申し出たが、遺族側は「同世代の健常者に対する死亡賠償金の4分の1にも満たない」と折り合わなかった。鶴田さんの兄明日香さん(39)は14年8月、事故は施設の安全配慮義務違反が原因として提訴し、施設側は鶴田さんが抜け出すのは予測不可能などと請求棄却を求めている。

死亡に関する損害賠償訴訟では、慰謝料などを積み上げて賠償金額を決めるが、大きな部分を逸失利益が占める。逸失利益は、生前の収入や死亡しなかった場合の勤続可能年数などから計算する。

明日香さん側は、就労が難しかった鶴田さんには逸失利益が認められず、最低賃金や障害年金を基に算定しても「法の下の平等に反する低額なものになる」と主張し、全年齢の男女の平均賃金をベースに逸失利益を計算するよう求めている。

重度の知的障害者の死亡事故を巡っては
青森地裁は2009年、当時16歳の男性の就労可能性を認め、最低賃金をベースに逸失利益を認める判決を出した。
2012年には名古屋地裁で、当時15歳の男性について障害年金から算出した逸失利益を認める和解が成立。
大阪地裁では2017年に当時6歳の男児に関して、全労働者の平均賃金に基づいた逸失利益を認める和解が成立している。


しかし、明日香さんの代理人の森田茂弁護士は「これらは少数例で、一般的になっていないのが実情」と指摘する。また、将来の就労可能性が逸失利益を認める大きな要因となっており、鶴田さんのような成人で逸失利益が認められた例はないとみられる。森田弁護士は「逸失利益は就労の実態や将来の可能性を基に考えるべきではない」と話す。

明日香さんは「早亨が命を懸けて提起した問題だから」と集会や街頭でマイクを握り、思いを訴える。「命の価値に収入という要素を入れて考えるのはおかしい。社会の格差が広がる中、障害者だけの問題ではない」と話す。


名古屋地裁 施設側の過失認めず 逸失利益の判断は示さず 2019年2月22日

遺族が施設を運営する社会福祉法人に約7200万円の賠償を求めた訴訟の判決で、名古屋地裁(末吉幹和裁判長)は22日、施設側に過失はないとして請求を棄却した。遺族側は控訴する方針。

鶴田さんは就労困難だったが遺族側は賠償請求に当たって「命の価値は法の下で平等」と訴え、将来働いて得られたはずの「逸失利益」について、全年齢の男女の平均賃金をベースに算定するよう求めていた。しかし、判決はこの点に関する判断を示さなかった。

判決によると、鶴田さんは13年3月に施設を抜け出し、近くの商業施設で陳列されたドーナツを大量に口に詰め込んで窒息死した。

遺族側は、入所者が中から開けられない扉を開けたままにして、鶴田さんを見ていなかったとして施設側の安全配慮義務違反を主張した。判決は、出入り業者が扉を開けた可能性を指摘し、職員が目を離して、出て行くのに気づかなかったことに過失があったとは言えないと結論づけた。

原告で鶴田さんの兄明日香さん(39)は「ぼうぜんとしている。障害者は(施設から)出て行っても仕方ないと言われたようだ」と憤った。代理人の中谷雄二弁護士は「非常識な判決。入所者の命の安全を守るのは施設の一番の義務」と語った。


障害者施設出て死亡、遺族の賠償請求棄却 名古屋地裁  2019年2月22日

愛知県安城市の障害者支援施設を抜け出した後に死亡した鶴田早亨さん(当時28)の遺族が施設の運営法人に約7200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、名古屋地裁であった。末吉幹和裁判長は、施設の安全配慮義務違反はなかったとして請求を棄却した。

末吉裁判長は判決理由で「施設職員はオートロックの扉を開けたままにしないよう注意していた」と指摘。出入り口は建築業者なども使っていたことから「当日扉が開いていた原因が職員にある証拠はない」と述べた。

判決によると、重度の知的障害がある鶴田さんは2013年、職員が目を離した隙に施設を抜け出し、商業施設で陳列されていたドーナツを喉に詰まらせて亡くなった。

鶴田さんの死亡後、施設側は1800万円の賠償を提案したが、遺族は将来の収入にあたる「逸失利益」が健常者より低く算定されているとして折り合わず、14年に提訴。訴訟では施設側が賠償責任を否定していた。

全ての記事を表示する リンク元・移動先ランキング 最終更新日:2019/08/20

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