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2003.06.11 (Wed)

介助者も大変だ 車いすのブレーキをかけ忘れで訴えられる

東京高裁は、大阪府に住む脳性まひの男性が「新宿駅ホームで介護の駅員に車いすのブレーキをかけず放置された」として、JR東日本に一一〇万円の損害賠償を求めた訴訟で、「駅員がブレーキをかける注意義務を怠った結果、ホームで車いすが数センチ動き、男性は『線路に落ちるのでは』という恐怖を感じた」と、一審に続きJR東日本の責任を認める判決を出した。


大阪府大東市に住む脳性麻痺の障害を持つ男性(37)が、不適切な車いす操作のために恐怖にさらされたとして、JR東日本に対し110万円の損害賠償を求めた訴訟が5日東京地裁で行われ、菅野博之裁判長は「JR側に介助をする義務がある」として16万円の支払いを命じた。

男性は一昨年の4月、友人に会うため大阪からJR線を利用してJR新宿駅に到着。同駅では介助専門の駅員がおり、この駅員に付き添ってもらっていたが、エスカレーターの操作をするため、駅員が数分間男性から離れた。この時に車いすのブレーキをかけなかったことから車いすが数センチ~10センチほど動き、「電車にひかれるかもしれない」と恐怖を感じたという。

JR東日本側は「介助は営業努力の一環である」と主張したが、菅野裁判長は「介助専門の駅員が配置された同駅では車いす利用客との旅客運送契約を結んでおり、駅員のボランティア行為とは評価できない。JR側が必要な介助の義務を怠った」と判断した。

全ての記事を表示する リンク元・移動先ランキング 最終更新日:2016/09/26

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