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2011.03.25 (Fri)

「あとの郷」虐待訴訟:元施設長と法人に賠償命令--地裁 /広島

安芸区の知的障害者更生施設「あとの郷」で03年、入所者の林英輔さん(当時34歳、09年死亡)が男性施設長(当時)に虐待されて負傷したとして、元施設長、施設を運営する社会福祉法人「無漏福祉会」、注意義務のある広島市を相手取り、計1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、広島地裁であった。

金村敏彦裁判長は虐待の事実を認め、元施設長と法人が計220万円を林さんの両親へ支払うよう命じた。市の過失は認めなかった。
元施設長は傷害罪で略式起訴され、06年8月に罰金刑が確定したが、民事訴訟では暴行を否定していた。

判決などによると、難聴や重度の自閉症で意思疎通を図ることが困難だった林さんは02年8月に入所。直後に元施設長から暴行を受け始め、03年3~4月、「このくそぼけがあ」などと怒鳴られながら顔や後頭部を殴られ、顔を壁に打ちつけられた。林さんは顔にあざができたが、元施設長は放置するよう職員に指示。病院で診察を受けさせなかった。精神的に不安定になり、隔離病棟での治療を余儀なくされた林さんは09年2月に死亡した。

金村裁判長は、元施設長による日常的な虐待を認め、「元施設長の暴行は職務遂行に関する行為といえる」として法人の賠償責任も認めた。市の責任については「虐待を認識し得たとまではいえない」として訴えを退けた。

判決後、林さんの両親や支援者が広島弁護士会館で集会を開き、父博文さん(75)と母妙子さん(69)は「判決は不服。市は虐待があったことを知りながら『知らない』とうそをついた」と不満を語った。同市は03年5~6月、両親からの訴えで施設を立ち入り調査したが、「重大な人権侵害は確認できない」などとする報告書をまとめていた。

無漏福祉会は「担当者がいないのでコメントできない」。広島市障害自立支援課は「市の主張は認められたが、今後も虐待防止の指導強化に努めたい」としている。
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